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活動概要

インターンシップ受入マニュアル

インターンシップ受入マニュアル Q&A

Q1. インターンシップの目的や教育的意義は何ですか?

A1.各高校で若干の違いがありますが、①~⑥にまとめられます。⑦は同友会帯広支部で期待していることです。  (北海道中小企業家同友会帯広支部では先生方に企業の実態や仕事の内容を理解してもらおうと「先生の企業見学ツアー」を11年にわたって実施してきました)

  • 高校生が地域の企業等で職場実習をすることによって、現在学んでいる学習内容について実践的な理解をし、学習意欲を喚起する。
  • 自己の就職選択について、主体的に取り組む意欲と経験を積むことが出来る。
  • 専門科目を学ぶ学生については、専門科目に対する認識を高め職業人としての心構えを育成する。
  • 職場での規律等を学ぶことで、社会人としてマナーや労働に対する真剣さを学ぶ。
  • 経営者の経営哲学や社会生活における会社の役割、個々の社員の労働が社会からどのような形で評価を受けるかを学ぶ。
  • 厳しい競争社会の実態を知ることによって、実社会で生きることの難しさや「生きる力」=「努力する力」の大切さを学ぶ。
  • 高校の教員が企業との打ち合わせ、訪問を体験することによって社会の常識を学び、就職相談な どに適切な生徒指導が出来るようになる。   生徒の感想(資料参照)
Q2.インターンシップが平成14年度から全道の高校で始まった理由は?

A2.平成10年12月、文部省は「各種の生徒の在学中におけるインターンシップの推進」の提言等を受けてインターンシップの推進を打ち出しまし た。さらに文部省は平成12年度、13年度に「キャリア体験等の進路指導改善事業」の実施を決めました。北海道では十勝が推進地域として指定を受けまし た。同友会帯広支部などの経済、業界団体、高校6校、十勝教育局などで2年間に渡り、インターンシップの研究を行いました。推進各高校での実施において 「望ましい職業観、企業観、自己の理解、社会性、今後の職業選択に対する能力の育成」に成果が上がったことから、総合学習時間の実施とあわせて全道の公立 高校で平成14年度から実施することになったのです。

※キャリア体験等推進地域協議会=経済・業界団体(帯広川西農業協同組合、帯広工業団地協同組合、 帯広卸売センター、北海道中小企業家同友会帯広 支部)、高校6校(浦幌高校、帯広工業高校、更別農業高校、清水高校、大樹高校、幕別高校)が2年間に渡りインターンシップのあり方、実施の方法などにつ いて研究し101ページの研究、実践報告をまとめた。指導助言者として十勝教育局高校指導班が参加。

インターンシップ推進支援体制

Q3.なぜ中小企業で受け入れなければならないのですか?また企業側のメリットはありますか?

A3. ぎりぎりの人員で企業経営を行っている中で、インターンシップを受け入れるのは大変なことだと思います。企業が関わる理由やメリットは次のように長期的、短期的なものに大別できます。

長期的には

現在の子どもは、小学生、中学生、高校生共に家庭などで「自分の仕事をして役割を果たす」という体験がありません。また働くことを実感する体験も出来ま せん。その中で①基本的な学力がない②常識を知らない③教育投資が大きい④3年間で52%と離職率が高い⑤働くことの意味を考えたり、目的意識を持たな い、などの理由で採用にあたっての企業の高校生離れが進んでいます。同時に高校生の職業選択の幅(知名度のある企業や事務職に希望が集中)が狭くなってい ます。今年も十勝管内で130名程度の高校生未就職者が出ています。 社会人としての役割や定職としての就職をきらう世代の増加は、①社会保険料や税金の減収②教育されない人間の増加(将来の中途採用者の人材不足)③良質な 購買層の減少など地域の衰退を進める結果になります。地域が崩壊して企業だけが成長することはありえません。日本企業の99%を占める中小企業が協力して 若者を教育していくことが地域を守り経営環境の保全に役立つのです。  インターンシップは基本的に学年単位に実施されます。大学などに進学する方も参加することになるでしょう。十勝の企業で学生の間に学んでもらうことは、 優秀な人材を呼び戻すことになります。インターンシップは「十勝を人材王国」にしていく有力な手段と考えています。

短期的には

実習を終えた経営者の方の感想では「生徒に会社の経営理念や仕組み、お客さんとの関係を熱心に話した。社員にもこのように話せば意識も変わってくると感じ た」「新入社員を10年も採用していなかったが、若い方の考え方が良くわかった」「幹部社員の教える立場に立った教育にもなった」「会社の仕組みを説明し ている中で会社の経営体質改善のヒントが見つかった」などが聞かれます。 同友会帯広支部の事務局でも毎年、引き受けていますが素朴な質問や若い方の考え方に驚いたり、世相の変化を感じています。   企業の感想(資料参照)

Q4.経営者は教育者とは違うと思うのですが。

A4.現在は、地域としての教育力が失われている時代(隣の怖いおじさんがいなくなった)と言えます。家庭でも子どもと積極的に関わることが少なく なりました。その一方で経済的な支援が子どもの教育と勘違いしている家庭が多くなりました。犯罪の低年齢化が社会問題となり少年の刑罰の強化の改定も検討 されています。経営者の方の中には、「やる気のない人間に時間とお金と労力を費やして教育する必要があるのか、必要ない」とお考えの方も多いと思います。   しかし、社員教育と子どもの教育は違います。生まれた時に「やる気のある赤ん坊」と「やる気のない赤ん坊」があるわけはありません。その後の教育環境が人 間を作っていきます。戦後、経済の復興を目指すあまり、「生きる知恵を出し、工夫し、人間を大切にする教育」が忘れられたような気がします。それは教育界 の責任とばかりはいえません。家庭の問題が大きいのです。その家庭を構成している大人は我々中小企業の従業員です。その従業員を教育しているのが経営者と 考えれば、我々が日頃「批判している若者」は経営者自らが間接的に生み出しているとも言えます。  教育界において「まともな人間」を教育する力が低下しつつある中、今経営者自らが治安の維持、「教育による経済立圏」も踏まえながらこの問題を考えてい かなければなりません。  お客様の要望に絶えず応え続けなければ、企業がなくなってしまうという状況の中で人間性を常に磨かなければならない中小企業は、人間性や社会的常識を教 育する「最後の砦」と言えます。

Q5.インターンシップだけでは生徒の勤労意識や社会性、人間として生きる力は身につかないと思うのですが。総合的な教育体制を企画している例はありますか?

A5. ご指摘のとおり3日前後のインターンシップでは不十分です。同友会帯広支部では家庭で就職や働くとの意味を考える時間を持ってもらう企画を用意しています。

その具体的な方法として
  • 企業がブースを作って開催する高校生対象の合同業説明会に父母の参加を求める。(8月13日開催)
  • 行政に就職試験日前の企業訪問が出来るように制度の改善要請を行う。(改善されました)
  • 各高校にPTA対象の就職ガイダンスを要請する。
    (平成13年度は芽室高校、三条高校、清水高校などで実施)
  • 高校生に新聞を読む習慣をつけさせる。
  • 就職セミナーの実施等の企画またインターンシップの実施を通して、普段企業と接触のない先生に社会性を身につけてもらい、生徒を競争社会の中に送り出している現状を知っていただきます。就職相談にも現実味が出てくると思います。

※ 北海道中小企業家同友会では社会教育運動としてインターンシップをとらえています。
(新・高校生就職と求人を考える中小企業家からの提案を作成)

Q6.アルバイトとインターンシップはどこが違うのでしょうか?

A6.アルバイトとインターンシップはまったく異質なものです。アルバイトは賃労働ですし、インターンシップは将来の人材を育てる教育運動です。し かし、担当教員の中にも「うちの生徒はアルバイトをしているから社会性や勤労感を身につけている」「インターンシップで生徒を派遣するのだから業務の助け になる」などの常識はずれの認識を持っている方がいます。若年者の短期アルバイトだけで企業活動ができるのであれば、経営者の悩みの9割は解決するでしょ う。そうではないので、高校生の早期離職や新入社員の教育投資が企業の大きな負担になっているのです。またフリーターの経験が長いほど企業では採用しなく なっていることからも、企業を支える人材教育には役立たないことがわかります。インターンシップ中に巡回してくる、企業経験がない若い先生に、「人材」と は何かをレクチャーしてください。

Q7. 各高校が一斉にインターンシップを始めましたが、一度に複数の高校からの実習を受 け入れるのは難しいと思います。各高校の実習スケジュールの調整は行われるのでしょうか?

A7.各高校とも学内行事の関係で、実施日は集中する傾向があります。同友会帯広支部でも各高校に依頼してきましたが、中々調整がはかられませんで した。しかし昨年からは担当教員の協議も始まりましたので、ある程度の調整が行われると思います。同友会帯広支部からも12月の繁忙期の実施や3月の年度 末の実施は受け入れが難しいことを伝えています。大規模高校は、平成14年は年度途中ということもあり、希望者だけの実施となっているようです。徐々に参 加人数が増えていくことになると思います。

Q8. どのような企業が受け入れているのでしょうか?  当社は企業規模が小さいのですが…。

A8.受け入れ企業は個人商店から、店頭公開企業まであり規模は関係ありません。Q1の目的が達成されればよいのです。小さい企業は経営者自らが担 当者として対応することもあり成果も一層上がるようです。しかし、期間が長くなると負担になることもありますので、専務(奥さん)さんとも役割分担するな どして実施してください。

Q9. 受入の要請はどのような形で連絡がされるのでしょうか、また打ち合わせの内容は?

A9.今までは、同友会などの経済団体や協同組合などの業界団体を通しての依頼が多かったのですが、各高校一斉に始まりますと直接高校からの依頼が 増えてくるでしょう。高校から直接の場合は、実施内容や生徒の事前、事後指導、事故の対処などの説明を詳しく聞いて引き受けることが必要です。農業高校 (定時制)のように事前に学校で生徒との打ち合わせ会を行う高校もあります。先生が訪問して打ち合わせる高校もあります。鷹栖町の鷹栖高校のように生徒が 事前に打ち合わせに来社するところもあります。具体的な内容について打ち合わせることが大切です。

同友会や所属の団体、十勝教育局などに他社の事例などのアドバイスをもらうことも必要でしょう。

Q10. 学校のインターンシップ準備日程や事前指導、事後報告はどのようになっているのでしょうか?

A10. 高校によって若干の違いがありますが、下記の順序で行っています。

事前指導
  • インターンシップ講話(目的などについて)
  • 希望職種調査
  • 受け入れ企業の開拓(前年度実施企業や同友会などの経営者団体と打ち合わせ)
  • 受け入れ企業の調整(人数や勤務地、実習内容など詳細を決める)
  • 受け入れ企業に正式な依頼書を文書で発送
  • 生徒の事前学習帳の作成(何を学ぶのか、実習先の業種の勉強等)
  • 安全教育(実業高校が力を入れている)
  • 事前打ち合わせ(企業と生徒の直接打ち合わせや、電話で確認等)
  • 実習当日は、担当の先生が手分けして巡回指導
事後指導
  • 企業への礼状などの作成
  • 感想文集の作成(受け入れ企業に郵送する場合もあります)
  • 体験発表会の開催(各生徒の成果を共有化します)

※感想文集を作成する高校が多いので、郵送で送ってもらうようにお願いしておくと良いでしょう。

Q11. 具体的なカリキュラムはどのように組めばよいのでしょうか?

A11.インターンシップの日程はその高校によって違います。現在までは1日~6日までが多くなっています。総合学習の時間では3年間で105時間 から210時間の時間が割り当てられていますので今後は1日だけのインターンシップは少なくなるでしょう。更別農業高校のように8日間と長い例もありま す。 またキャリア協議会での企業アンケートでは1日だけの実習では成果は望めず、一週間程度の期間が必要との回答が42%、2日~3日が26.7%となってい ることから3日~5日程度の実習が多くなることが予想されます。同友会では経営者、経営幹部から企業や経営の仕組みのレクチャーを最初にしてもらうように お願いしています。

※ 資料としてキャリア協議会、同友会“共育”委員会で作成したカリキュラム例を資料3に記載しますので参考にしてください。

Q12 . 担当者を必ず配置しなければなりませんか?担当者を張りつける余裕がないのですが…。

A12. 担当者は必ず配置してください。単純作業だけを何の説明もなしに 一日中行わせることでは実習の成果が上がりません。しかし、幹部社員を何日間も張りつけることは負担が多いと 思いますので、 教育的な気配りが出来る配置体制で良いと思います

Q13. 送迎、昼食、勤務の休憩時間、実習内容などは他社ではどのようにしているのでしょうか? また同業者と受け入れ体制について比較されても困るのですが。

A13. 同友会旭川支部では、過去に企業が送迎したり、昼食を出したりした例があります。しかし交通事故の問題や企業間で格差がつくことから、現 在では全道的に生徒が自分で交通手段を考える(親が送っていくこともあります)ことになっています。また昼食は弁当を自分で(社員食堂がある場合には一緒 に食べることもあるようです)用意しています。勤務時間は会社の営業時間に合わせるようになっています。旅館などは住み込み体験も兼ねて宿泊して行うこと もあります。実習ということで他の社員よりも多く休憩時間をとる必要はありません。

Q14. 朝、出社しない生徒もいるようですが、その場合その後の研修をお断りしてもよいでしょうか?

A14. 当日、体調を崩すことは良くあることですが、無断でさぼることは許されることではありません。同友会帯広支部で受け入れている中では毎年 1名~2名の報告があります。実施校が今後増えることが予想されますが、高校側と相談して実習を中止し、本人に反省をしてもらうことが必要と思われます。 そのような場合には同友会帯広支部などの受け入れ団体にも連絡をお願いします。

Q15.生徒の評価を求める高校があるようですが、3日前後の研修で企業側の勤務評価などは難しいと思いますが。

A15. 生徒の勤務評価は難しい問題です。各高校とも模索している状況です。キャリア協議会の企業アンケートでもインターンシップ自体の評価報告は72.4%の方 が望んでいますが、企業の生徒評価の希望は19.4%と少数です。今後、評価の実施要綱が決まってくると思いますが、高校から評価表の提示を求められまし たら協力をお願いします。
評価簿表例(資料参照)

Q16.インターンシップにかかる費用は、学校に請求できるのですか?

A16. 基本的には出来ません。受け入れをお願いした場合に、幹部社員の人件費や材料費などの実費についてのお問い合わせがあります。現在のところ、北海道教育委 員会での予算付けは行われていません。企業の負担に頼っています。しかし、電気、建設などの現場で使う道具や安全具など全てを企業負担でそろえるとなると 受け入れが難しい企業もあるでしょう。キャリア協議会でモデル校となった帯広工業高校では学校の実習費で準備しました。受け入れ団体もしくは申し入れ高校 と相談してください。

17.学年全員が実施するとなると「いやいや受ける生徒」が出てくると思いますが、どのように受け入れればよいのでしょうか?

A17.学校では事前指導に力を入れていますが、興味を示さずに来社する生徒もいると思います。 担当者のレクチャーの時間を長く取って①インターンシップに企業が協力している意味②本人の将来の為に行政、企業、高校がどのように準備をしているか③企 業が求める人材像などについて厳しく指導してください。担当教員の集団事前指導よりも効果があると思います。

Q18.高校生の採用の予定がないのですが、インターンシップを受け入れれば生徒に安易な期待感を持たせてしまうのではないでしょうか?

A18.10年程前のインターンシップでは全道的に就職希望者を対象に行うことが多かったので、結果的に就職に結びつく例がありました。しかしイン ターンシップは個人の就職活動とは違います。特に平成14年度からは就職希望の生徒だけではなく、学年全体で実施することになりますので教育カリキュラム として考えてください。

Q19.インターンシップを受け入れるにあたり、学校と実施要綱について文書での取り決めをする必要があるのでしょうか?

A19.現在のところ、統一した書式は決まっていません。しかし内容を確認するために実施要綱などを明記する依頼書をもらい、インターンシップの受 け入れに対する実習場所、担当者、行う業務内容などを文書で高校に伝えておくと思い違いなどのトラブルはなくなるでしょう。現在、各高校の担当教諭が集 まって取り組みに対する会議を開いています。

Q20.当社は建設業で現場作業は危険がつきまといます。どの程度までの実習を学校では期待しているのでしょうか?

A20.住宅、土木などの建設現場は危険がつきまとうため、「一日の見学だけならば受け入れられるのだがそれ以上は」という考え方が本音でしょう。 実習時期や現場が遠いなどのことも阻害要因になります。工業高校などの生徒は別として、普通科の生徒はなおさらです。自動車整備業なども同じような理由で 受け入れは難しい企業もあります。普通科、商業科の生徒は技能の修得が目的ではありません。現場をじっくり見せてもらうだけでも勉強になるはずです。日数 が長いようでしたら高校側と打ち合わせて短くすることや、現場作業に付随する実務も組み合わせてみるなど工夫をお願いします。

Q21.事故(生徒の怪我、会社の備品の破損)の問題が心配ですが。

A21.同友会各支部(帯広、函館、旭川)では14年ほど前から受け入れていますが、入院などの大きな 事故の報告はありません。しかし万一のことを考えて「日本体育・学校健康センター」「財団法人産業教育振興中央会」等々の保険に加入する高校が多くなって います。加入している場合は本人の事故に対する治療費、見舞金は保険から支出されます。また会社への損害なども補償されています。しかし飲食関係の中毒や 食品製造業などの異物混入や製品回収、事務作業時のパソコンデータ消失などは難しい問題です。保険については各高校に確認が必要でしょう。

Q22.事故があった場合に、企業の信用問題や父母からの損害賠償責任の訴訟を起こされることはないでしょうか?

A22.保険で生徒の怪我については治療費、見舞金は支出されますが、十勝の高校で一斉に始まりますと趣旨をよく理解していない父母から、企業の安 全指導などの問題が指摘されることは予想されます。同友会全道各支部で過去14年間の中では損害賠償の請求などの事例はありませんが、資料5のような誓約 書を父母に提出してもらう企業もあります。法的な効力はありませんが、心理的な効果は期待できます。インターンシップを受けるにあたって生徒、父母から承 諾書を取っている高校もあります。承諾書の内容を確認してみることも必要でしょう。

但し、あまり神経質になりますとインターンシップ自体が出来なくなりますので、学校と企業と父母との信頼関係を早期に構築していきたいと考えています。
誓約書例(資料参照)

参照) Q23.生徒を厳しく注意したり、汚い仕事をさせて父母からクレームが来た場合、営業に支障が出そうですが?

A23.例えば、トイレ掃除や残飯の整理、ごみの後始末など当然企業の日常作業として行っている業務でも普段、自宅でやっていませんし親もやらせて いません。また厳しく叱られる経験もほとんどないようです。新入社員研修で女性社員にトイレ掃除をやらせたら、親から「娘にトイレ掃除をやらせるために就 職させたつもりはない」と退職した例も聞いています。さらに飲食店の実習で残飯整理をさせたら、感想文に飲食業界が劣悪な労働環境であることを書かれた例 もありま す。しかし、上記のような仕事が特別な仕事でないことも学べますし、また経験させることによってトイレは汚さない、弁当はきれいに食べる、ゴミは分別す る、危険なことや迷惑を掛けることをすれば叱られるなどの社会的な常識を学ぶことになります。生徒もその親もお客さんと考えれば、営業活動への心配もわか りますが、教育的な配慮をお願いします。高校側には事前指導や父母の皆さんへの説明を依頼しています。

Q24.他地域の学校では実習結果の報告会に経営者が参加しているようですが、十勝の高校の場合はどうでしょうか?

A24.十勝では農業高校(定時制)などで事前打ち合わせ会を高校で開いている例はありますが、成果報告会に経営者は参加していません。他地区では 鷹栖町の鷹栖高校は、市内のホテルの成果発表会に経営者が参加している例があります。各高校の判断ですが、今後参加を求める高校が出てくると思います。

Q25. インターンシップについて父母はどのような評価をしているのでしょうか?

A25.高い評価を得ていると思われますが、無関心な父母もいるでしょう。 現在のインターンシップの感想文は生徒の提出によるものです。父母から の感想文を取っている高校は道内では例がないと思います。今後のインターンシップを進める上で父母の協力は欠かせません。今後の課題となっています。

資料

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