行事報告

農業経営部会

認証制度への理解深める

農業経営部会 GAP・HACCP・ISOグループは2/5、
「これからのGAP・HACCPの動向と認証作物の販売・活用」
と題して例会を開催。

農産物の栽培から、生産工程管理、商品企画、販売までを行う
住化アグロソリューションズ(株)の河西康弘社長と
帯広畜産大学で認証制度の研究を行いながら、実際にコンサルタントとして
認証取得にも携わっている帯広畜産大学の渡辺信吾特任教授にお話を頂きました。

住化アグロソリューションズ(株)はGAP取得農産物にこだわって販売に取り組んでいます。
河西社長は全国各地での販売店との取組等を紹介。消費者の認知度がほぼない現状とそれによって
バイヤーにとってもメリットがない現状を報告しました。
ただ、少しずつ社会情勢が変わってきており、ともに取り組める販売店や生産者との
共に取り組む体制で消費者と販売店どちらにも認知を広げていきたいと語りました。

 

 

 

 

 

 

渡辺特任教授は認証制度に対する農業者の認識と実情とのギャップを解説。
文書量が非常に多く、面倒で、お金がたくさんかかるという認識は間違い。
本当に必要なものに絞ればそうはならないと解説。GAP・HACCP・ISOそれぞれの
長所や短所を明快に紹介し、各社それぞれに合う制度を取得して、
取得後も継続して見直していくのが大事と語りました。

 

 

 

 

 

 

 

お二人とも東京オリンピック2020の話題に触れ、オリンピックに向けて高まる認証制度の機運は活用しつつも、
「オリンピックがあるから」取り組むのではなく自社のマネジメントのために「当たり前のもの」として取り組む必要性を参加者は痛感しました。

認証制度への理解深める