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行事報告

支部例会

2月支部例会「地域と共に生きる ~持続可能な企業をめざして~」(株)スリーシー 渡邊博子社長

2018年2月20日、中小企業家同友会とかち支部2月例会が開催されました。講師は(株)スリーシーの渡邊博子社長(京都同友会)。「地域と共に生きる ~持続可能な企業をめざして~」というテーマでした。

 我が社からは僕を含め10名参加。みんなどのように話を聴いただろうか・・・。気になります。

 同友会の例会では自らの経営体験について語られることが多い。実体験に基づいてたどり着いた理念、志、考え方。自分では体験できないような体験を持っている人の話には、自分にはないアイデアが必ず含まれています。講師の話を聴きながら、自分の体験や考えと重ね合わせてみることで何かしらの発見があるもの。ここに同友会の支部例会の意義があるのではないかと思いました。例会に限らず、道研をはじめとする各種イベントにも同じことがいえますね。

 昨日の渡邊氏の話は、できるだけ多くの会員に聴いてほしいと思っていました。また、我が社の社員にもたくさん参加してほしいと思い、次世代幹部養成塾などの場で呼びかけました。「しゅん」の校了日と重なったのが残念。本当は我が社から20名規模で参加したかったところです。

 よかったのは、我が社同様、社員さんと一緒に参加した会社がいくつかあったこと。今回の講演では「経営体験」と並んで「人生体験」について、ありのままに、そして深く語られていました。その人の人生についての話を聴くという機会は、日常の中でさほど多いわけではありません。同友会の例会に社員と一緒に参加する。そのことで得られるものは非常に大きいのではないかと思っています。

 さまざまな人生体験を通じて、今の自分というものが形づくられているわけです。人生体験が人それぞれ違っているため、一人ひとり価値観や考え方が違ってくる。そして、今の自分のつくり出している成果や状況にも大きな影響を与えている。生まれつきの才能よりも、人生体験のほうがはるかに、今の自分に与えている影響は大きい。

 であるならば、誰かの人生体験から学んで、自分のこれからの人生に新しいものを付け加える、または軌道修正することがきわめて有効なのではなかろうか? 書物からも学ぶことはできますが、今回のような講演に参加するほうが受けるインパクトは格段に大きいに違いありません。

渡邊氏の講演では「人生」と「経営」が一緒に語られていました。おそらく、多くの中小企業経営者も同様なのではないかと思います。自分の人生を懸けて企業経営にあたっている。そしてまた、自分の人生経験を通じて得た価値観や考え方が自社の経営に色濃く反映されていく。
 企業経営者ばかりではありません。自社で働く社員にとっても「人生」と「経営」は無関係ではないはずです。自分の人生をより意味のあるものにしていくには、自分の仕事を意味あるものへ高めていくことが重要となる。向上心の高い人ほど、人生と仕事(経営者にとっては企業経営)を重ね合わせて考えているはずです。

 最初のうちは「目の前にある仕事」をこなすだけかもしれません。しかし、目の前にある仕事の中にどんな意味があるのかについて考えていくと、仕事の仕方が変わっていくものです。そしてまた、仕事におけるさまざまな困難、トラブル、アクシデントの中にも何らかの意味がある・・・。何かのメッセージとして自分の前に現れる困難な状況。その意味に気づけば、困難は自分を成長させる好機と捉えることができるでしょう。

渡邊氏の場合、強烈な体験と強烈な動機があって、今の仕事、今の企業経営に至っています。さほど強烈な人生体験があるわけではない・・・という人の場合は、どのように考えたらよいのか? 昨日の講演を聴いて、そう思った人もいたかもしれません。

 しかし、少し考えてみると、困難のない人生などないはずです。自分の人生を振り返ってみると、やはり絶体絶命のピンチといえる局面がいくつかあったのではないかと思います。平坦な人生を歩んでいる人など、本当はいない。みんな、これまで平坦だったと思い込んでいるだけでしょう。自分と向き合うと、過去の体験を今の自分の生き方や仕事の仕方に生かすことができるに違いありません。

 僕は、今こうして何とか経営者として日々を過ごしていますが、本当は「自分ほど経営者に向いていない人間はいないのではないか」と思っています。経営者にあるまじき数多くの弱点がある。それでも、ここまで何とかやってこれているのには、何か理由があるに違いありません。

 僕の現時点での結論としては、「自社をよい方向へ導こうと努力している人たちが多い」ということかな・・・。そして、経営者的視点と当事者意識を持った人たちの力によるところが大きい。

 演題のサブタイトルとして「持続可能な企業をめざして」とありましたが、自社の永続的な成長・発展のためには、経営者としての使命感に目覚めた人の輩出が求められます。こればかりは、通常の人材育成によって何とかなるものではないのかもしれません。

 まだ、講演を聴いてから12時間経過しただけなので、雑感となってしまいました。明日にはもっと頭の中が整理されていると思います。

報告者 ソーゴー印刷(株)高原淳

2月支部例会「地域と共に生きる ~持続可能な企業をめざして~」(株)スリーシー 渡邊博子社長