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[道研ニュース! vol.2] 4月は各支部総会に参加し、とかち道研をPRします!

4月は各支部総会に参加し、とかち道研をPRします!

とかち支部ではこれから本腰を入れて、「とかち道研」PRのため、積極的に動き回っていきます。すでに1月の各支部新年交礼会でも、とかち支部幹事が各地に散らばり、PR部隊として活動してまいりました。
今度は4月に行われる各支部総会。ここで改めて広くPRさせていただきます。各支部の皆さま、温かく迎えていただければ幸いです。ちなみに、苫小牧支部、オホーツク支部は総会開催日がとかち支部と重なったため派遣できないことをお許しください。
「とかち道研」実行委員会もこれまで9回の会議を重ね、少しずつ中身が固まってきました。次回からは具体的な中身についてお知らせしようと思います。

★ちょっと役立つ他愛のない話 ①十勝鍋★

最近食べる機会の少なくなった郷土料理といえば、僕の場合「十勝鍋」でしょうか。どうやら十勝鍋と縁遠くなったのは僕ばかりではないらしい。驚いたことに「十勝鍋って何?」と言い出す十勝出身者もいる始末。豚丼が十勝名物(帯広名物)として全国的知名度を確立する中、十勝鍋の退潮傾向を見過ごすことはできません。
認知度低下の最大の要因は、十勝鍋が「石狩鍋と同じようなもの」と思われているためでしょう。確かに、僕も長い間同じだと思い込んでいました。十勝人だから十勝鍋。石狩地方の人は石狩鍋。きっと、釧路鍋とか上川鍋といったものもあるのだろう……。そう単純に考えていたのです。
何となく、十勝鍋は石狩鍋を模倣したものなのではないか? そんな後ろめたさ(?)から、十勝鍋は劣勢に追い込まれていったのかもしれません。しかし、十勝鍋と石狩鍋は別物。ここではそう断じることにしましょう。
石狩鍋は「鮭の身や骨などのアラと豆腐、野菜を、昆布で出汁を取った味噌仕立ての汁で煮込んだもの」。雑誌「スロウ」でも取材しましたが、石狩市の「金大亭」が石狩鍋発祥の店。1880(明治13)年創業ですから、明らかに石狩鍋のほうが歴史は古い。
しかし、十勝には開拓者、依田勉三の「開墾のはじめは豚とひとつ鍋」がある! というわけで、十勝鍋にあって石狩鍋にないものがあるんです。それは「豚肉が入っている」こと。サケと豚肉が並び立っているところに十勝鍋最大の特徴がある。確かに、子ども時代の記憶をさかのぼると、豚肉が入っていました。
そんなわけで、全道各地の皆さまには、ぜひ石狩鍋に豚肉を加え、正統派「十勝鍋」を味わっていただきたいと思います。とかち道研参加へのモチベーションが高まること請け合いですね……。
(とかち支部・高原淳)

※十勝鍋の写真が見つからなかったので、代わりに金大亭の石狩鍋の写真を掲載させていただきました。

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