大谷短大生がゆく 「社長! 教えてください」

  • 第4回 ソーゴー印刷 株式会社(2016年6月10日 取材)

十勝・帯広から全国各地へ羽ばたく!~ 企業取材 in ソーゴー印刷 ~

G1.jpg今回、取材型インターンシップの事前研修としてソーゴー印刷株式会社(以下、ソーゴー印刷と表記)にて工場見学、文章講座、取材撮影講座、実践取材などを指導していただきました。
ソーゴー印刷は十勝・帯広ではお馴染みの「しゅん」や「スロウ」を制作する会社です。「しゅん」は月に1回の発行で管内のおすすめスポットやフードを掲載しているフリーペーパーです。「スロウ」は季刊発行で道内の自然の良さを身近に楽しむことができる雑誌です。
ソーゴー印刷はこれらの雑誌を制作するために取材、撮影、執筆、デザイン、印刷などを行っています。実際に会社へ訪問してみると明るい雰囲気で部署ごとに分かれているので仕事の効率が良さそうだと思いました。
研修として企業取材をさせていただき、締め切り時は残業などもあり大変そうでしたが、その分雑誌が完成した時に大きな達成感が得られるのだと思いました。実際に「スロウ」を読んでみると道内の食材を使った食品を注文することができたりする一方、道内の歴史についても知ることができるなど、幅広い内容で楽しい1冊でした。

 

~ 好きなことを仕事にする interview with Y氏 ~

Yさんは稚内出身、札幌の大学を卒業後、今年ソーゴー印刷に入社したブログを書くことが大好きな社会人1年生。社内ではスロウの取材を担当する編集者。4年生の6月ごろにやっと就職活動を始め、「北海道 雑誌」とインターネットで検索したところ、ソーゴー印刷に辿り着き就職しました。
G2.jpg休日はブログの執筆や帯広市内を覚えたい、ゆっくり過ごしたいとのこと。市内散策をしながら帯広市民のソウルフードインデアンに通っているそうです。
Yさんは取材時に大変なことは、相手が話しているときにメモを取り、その作業と同時に次の質問を考えなければならず、更には相手の顔を見て相槌を打つなど、1度に複数のことを行わなければならないことだと語ってくれました。
また、インタビューする上で「○○さんは、~」といったように質問や会話内に相手の名前を入れることが大切だと教わりました。確かに、名前を言われるとぐっと距離感が縮まり、信頼感が生まれるような気がします。
Yさんは取材を始めた頃は緊張したそうです。しかし、緊張が伝わってしまうと相手も喋ってくれません。いかにリラックスして臨むかがポイントであることや相手を褒めることも重要であるとお教えいただきました。たとえば「かっこいい時計ですね」や「○色のネクタイですね」など。Yさんのお話を伺い、相手がこだわっていそうな部分をみつけて話題にするといいのかな、と思いました。また「あなたの○○について聞きたいから来ました!」という強い気持ち、モチベーションで取材すると良いということを伺いました。熱意は伝わる、コミュニケーションの基本として覚えておきたいことです。

 

写真講座 ~“とりあえず”撮ってみよう ~

G3.jpg写真の撮り方についての説明をなんと高原社長自ら教えてくださいました。私たちはここで撮影には5つの基本プロセスについて学びました。

  1. 撮影場所を決める
  2. ライティング
  3. フレーミング(構図)
  4. カラーバランス
  5. 露出(絞りとシャッター速度)

この5つに従って撮影すると良いことがわかり、私も写真を撮ってみたくなりました。 ここでお聞きした写真上達のコツとして、

  1. 参考になる写真を見て研究する
  2. 準備に“ひと手間”かける
  3. とにかく“とりあえず”撮ってみる

この3つを教わりました。モノを撮るにしてもただ目的のモノだけを撮るだけでなく、それが映えるように小物を配置するなど“ひと手間”をかけることの大切さや、今はデジタルですので昔のようにフィルム代を気にせずに“とりあえず”たくさん撮ってみることができるのだから、それを利用しない手はないと納得しました。
撮影のコツがわかり、とてもためになりました。写真を撮るのが好きになり、一眼レフを使うことが出来、勉強になりました。2年生になると、「写真論」という授業もありますので、その授業で今回のことが活かせるよう教わったことを意識して撮り続けていきたいと思います。

 

文書の書き方講座 ~ メモを取り、一晩おいてみる ~

文章の書き方についてもご指導いただきました。ここで私たちは記事を書くための順番は主に7つあることを学びました。

  1. コンセプト:ここで考えることは、中心となる目的やテーマを設定する
  2. 企画:いいテーマを設定しても、企画・構成がだめだと台なしになる
  3. 資料収集:これは、どこから収集するかが重要(例:公式HP、新聞、書籍など)
  4. 取材・撮影:取材先には、取材時間を踏まえて、あらかじめ何時頃に伺えば良いかの確認をしておく
  5. 原稿作成:地道な作業だが、粘りと根性でがんばろう!
  6. 校正:取材先の人に、記事の内容に間違いがないか確認してもらう
  7. レイアウト:写真の載せ方が記事の出来を大きく左右する

記事づくりにはこの7つが大切だということがわかり、とても文章を書く参考になりました。この7つのポイントを踏まえていれば、スムーズに記事づくりに取り組むことができ、また、できあがった記事も書き手の能力を最大限に発揮したクオリティを実現できるのではないかと思いました。今後、学校の講義でレポートを書く際にもこのことを活かしながら書きたいです。
G4.jpgまた、情報収集には実際に自分が見たり聞いたり、体験して情報を得る方法と、図書館やインターネットで資料を調べて情報を得る方法があると教わりました。いずれも大事ですが、実際に自分で体験したことのほうがより深い内容の記事を書くことができる、あるいは読み手に訴えかける記事を書くことができるということです。  そして、記事を書くことに一番大切なことは、伝えたいという気持ちだということを学びました。

(取材・編集:帯広大谷短期大学地域教養学科1年「インターンシップⅠ」)
チームG:大上 晟奈/ 高田 千緩 / 武居 友稀 / 横田 皐